コラム

■土地購入時に気をつけたい 埋設物編■

土地購入時の注意すべきテーマ、【地中埋設物】についてです。

土地を契約したあと、現状ある建物を解体して掘り起こしたところ、地中からゴロゴロ大きな岩が出てきた。

さて、どうなってしまうのでしょうか?実際に進めさせていただいた内容について記載します。

※なお、本契約は予め地中より自然石が出る可能性のあるエリアだったため、解体時に立会いをすること、敷地の仕上がりに

ついて、買主側の希望を売主へ引き受けていただくことを条件とし、購入申し込みへ記入していました。

①建物解体完了後、敷地仕上げ前に買主・建築会社・当社と解体業者による、現地打合せ

(自然石の状況を目視・土のすきとり・建築予定場所と駐車スペースの敷地仕上げ等、詳細を話し合いさせていただきました。)

②地中より出た自然石を全部取り除くのは、売主負担が多額になる為、撤去する深さを買主へ説明

(契約の目的が達せられない=買主が建物を建築できないという観点から、地盤補強及び土壌改良を想定した深さまで取り除く

ことを買主とすり合わせさせていただき、売主へ了承いただきました。)

③上記②について、自然石の取り除きにより発生した解体費用増額分について売主負担の了承

(当初見込んでいた解体費用より増額になるということは、売主としては売却後の手残りのお金に直結します。)

④最終仕上がり状態を確認した上で、土地の引き渡しを完了

今回のケースですと、売る側も買う側も個人のお客様だったわけですが、売る側買う側いずれかが、業者だったり、

両方が業者の場合など、契約後に起こる事案についての対処方法も相手方により異なります。

大切なのは、【誰の為に交渉し、解決するか】です。契約をする前に把握できることや不安な要素は、担当者へしっかりと確認した

うえで契約へ進めることを忘れずにおこないたいものです。

土地購入時に気をつけなければならない事やいろいろ知りたい等ございましたら、お気軽にお尋ねください。

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