☆不動産購入時 住む立地の選び方☆
皆様こんにちは。今回のテーマは、【住む立地の選び方】についてです。
この内容は、当社で実際にお客様と面談してお話ししている内容になります。
これから不動産購入をされる方にご参考いただければと思います。
お客様とお会いして土地の大きさや形、予算等と合わせて、下記内容をひととおりお話しさせていただくのですが、
〇用途地域を確認して住む場所選びをイメージしているか?
不動産を選ぶ際、用途地域や市街化区域・調整区域等、エリアごとに定められている用途・建築できる建物は異なります。
希望の土地が、住居系・工業系・商業系のうち、どの用途に属しているかを把握し、検討する土地の周辺がどのような建築物が
建てられるかを知っておくことは重要です。住んでから街並みが変わってしまうことも場所によってはありますので、注意が
必要です。また、市街化区域か調整区域かによって、インフラの整備状況や街並みの発展状況も異なりますので、区域区分を
調べながら場所選定をすることも合わせて知っておかれると良いかと思います。
〇建ぺい率・容積率によって土地に対して建物がどれ位の大きさが建てれるか知っておく。
建ぺい率・容積率は数字が大きくなればなるほど、土地に対して建物が広く大きく建てれることを表しています。
メリットとしては、コンパクトな土地だったとしても建ぺい率・容積率が大きければ無駄なく建物が大きく建てることができます。
その反面、デメリットとして、隣接地も同じ建ぺい率・容積率であれば、建物が大きく建てれるので、当然ながら隣の建物が
近く圧迫感や日当たりを阻害する要因になってしまうことは否めません。
〇周辺の土地と比べて高い側にあるか低い側にあるかを知っておく。
昨今、自然災害の一つとして河川の氾濫やゲリラ豪雨による道路冠水や住居浸水がニュースに上げられることが多くございます。
ご検討される土地が周辺に比べて高い側にあるか低い側にあるかによって、水が流れてくる、あるいは溜まる立地であるか
ないかは、永く住まう場所選びをするうえで重要になります。現地を見ながらしっかり把握することをおすすめ致します。
また、周辺に河川がある場合、治水工事の整備状況はどのようになっているか、雨水貯留施設が設置されているか等、周辺エリア
については、役所調査をすることで把握することができます。
〇傾斜地や高低差のある土地を選ぶ際の注意点を知っておく。
傾斜地の場合、周辺に崖や隣地が山と接していることもございます。その場合、土砂災害警戒区域に指定された場所であるかないか
や周辺の土地形状が、谷地か尾根なのかを知っておきましょう。土砂崩れや水害が発生した際、土地の形状によっては直接被害を
受けてしまう可能性があります。また、隣接地とコンクリート壁やブロック塀などと接している高低差のある土地の場合、
経年劣化による工作物の破損や地震などにより災害時に被害を受けてしまう可能性がございます。
検討される土地の周りがどのような形状で造作された土地なのか、今後修繕の可能性が発生しそうなのかを把握することで、
リスクを回避し、安全なお住まい環境を得ることができると思います。
〇検討の土地が用地買収(道路計画決定or道路事業決定)があるかを把握する。
もし仮に、購入するお住まいが道路として取られてしまうと知っていたら、その場所を選ばれるでしょうか?
大抵の方はその場所を選ぶことはなされないと思います。しかし、場所によっては、必ずしも用地買収されてしまい、
今後住めなくなってしまう場所ばかりではございません。場所によってはその可能性が低い場所もございます。
肝心なのは、検討される場所がどのような状態にあるかを知ることが重要です。計画は決定しているけど進んでいない。
事業決定まで進んでおり、あとは予算が付けば事業開始する。など、調査をして把握することで知ることができます。
なお、計画決定しているけど進んでいない場所を選んで安心かというとそうでもありません。そのような場所だったとしても、
仕様や建築制限を受ける場合もありますので、詳細な情報をきちんと調べてから検討に入ることも忘れずにおこないましょう。
さまざまなことを把握しながら検討していかなければならないわけですが、ひととおりのことをご家族だけで調査して知ることは
容易なことではございません。ご相談事やお困り事等ございましたら、どんな些細なことでも構いません。
何なりとお問い合わせいただければと思います。