コラム

■査定価格と売出し価格は違います■

皆様こんにちは。今回のお話しは【査定価格と売出し価格】についてです。

ご所有不動産について価格をつけるという点では共通していますが、まったく別の意味になります。

■査定価格とは

類似する販売事例や公示価格、過去の不動産取引きの成約価格等のデータをもとに算出する【取引事例比較法】という

『簡易査定』と、実際に査定不動産を見て、不動産の種別に応じて、現状の状態や立地条件、インフラの整備や接道状況等の

詳細を把握した上で算出する『訪問査定』というのがあり、いずれも売却するための目安価格となります。

■売出し価格とは

先にお伝えした査定価格をもとに実際に販売へ出す価格を売出し価格とするわけですが、ここで気をつけなければいけないのが、

【どれ位の期間で売り切るか?】をしっかり検討したうえで価格決定することが重要になります。

・早期売却であれば=算出した査定価格より安い売出し価格をつける

この場合、査定した価格より1~2割程度、金額を抑えて販売価格とするイメージです。ただし、周辺に競合する他物件の

有る無しやご所有不動産の希少性を考慮したうえで価格決定することも忘れずに。

また、早期売却する場合であれば、『買い取り価格』で譲渡する方法もございます。この場合、通常の売出し価格より

6割~5割程度にて買い取られてしまう場合もありますので、あまり安く換金されたくない方にとっては向いていません。

一刻も早く、しかも後処理をご自身で対処されたくない方にとっておすすめの手段となります。

・通常の売却期間であれば=査定価格に近い金額で売出し価格をつける

ご所有不動産の売却をご依頼いただく際に、不動産会社と取り交わすのが【媒介契約】です。ちなみに媒介契約には

3ヶ月の期間が定められていますので、その期間内で売却できるであろう価格を売出し価格とするのが一般的です。

ちなみに媒介契約は3ヶ月ごとに継続するか決めることができますので、価格の見直しをするしない等、ご売却を依頼した

不動産会社の担当者と相談して決めていかれることをおすすめ致します。

また、媒介契約には『専属専任』『専任』『一般』と3種類の契約方法がありますので、その違いやメリットデメリットを

しっかり把握されたうえで、売却依頼をしていきましょう。

・中、長期の売却期間であれば=査定価格より高い金額で売出し価格をつける

急いで売るつもりがない場合や希望する価格で売却をされたい際は、査定価格より高い価格『チャレンジ価格』で

販売をスタートします。売る側にとって重要なのは、最終的に【手元にどれだけお金が残るか】です。

ただし、高い価格をつけるにはそれなりの根拠も必要です。やみくもに値段設定すれば、当然ながら販売期間を長くかける

ことになり、広告掲載などでオープンな状態で情報拡散されますので、ずっと掲載されている物件=『売れない物件』の

レッテルをはられることになってしまいます。売却依頼をする担当者としっかり打ち合わせした上で販売をスタートし、

いつまでに買い手がみつからなければ、価格の見直しも含め検討しましょう。など、共有しておくことが必要です。

 

同じように価格をつけるわけですが、意味合いをしっかり把握してご納得できる売却活動をしていけるようすすめていきましょう。

より詳しく内容について聞きたい。所有不動産についてしっかり知りたい。等、それぞれの状況に合わせて最適なご提案を

させていただきますので、お気軽にお問い合わせください。

 

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